真珠院について

当山は真言宗豊山派の仏教寺院です

開基   永享6年(西暦1343年)

開祖   宝蔵

本尊   延命地蔵菩薩

↓ 本堂外陣 360度画像(動かして見られます)

秀快上人入定堂・石室について(柏崎市指定文化財)

↓ 入定堂外観 360度画像(動かして見られます)

秀快上人入定堂(1779年建立
石室内の秀快上人
入定堂天井絵・梵字
入定堂内石室

当山裏山に真珠院第22世住職、秀快が即身仏となり、石室にご入定された入定堂が柏崎市の指定文化財に登録され、現在でもお参り頂けます。

秀快上人について 享保3(1718)年北鯖石に竹田久左エ門の長男として生まれました。9歳で出家し真珠院第20世秀清上人の弟子となり、僧名を「泰音秀快」と改め、修業に励みました。

享保18(1733)年、真言宗の豊山派総本山長谷寺に留学して大学僧に就任するなど精励に努め、宝暦6(1756)年に帰郷し、真珠院の第22世住職として内外の教化伝導に努めました。

50歳で深く入定を決意し、五穀を断って菜食で修行すること10年、安永9(1780)年3月1日に、当院裏山の堂宇の石室に入りました。真言を唱え五鈷杵(ごこしょ)をかざし、鈴(れい)を鳴らし続け、真言宗の宗祖弘法大師の御命日と同じ3月21日に、御年も同じ享年62歳で御入定されました。

※ 写真掲載の秀快上人は、平成3年に御開帳された時のもので、現在は石室に御安置されており、拝顔してのお参りはできません。

入定堂は、安永8(1779)年に建立。堂宇拝殿の格天井の絵は、岡野町の画家村山致道の作、梵字は胎内市(旧中条町)の名刹乙宝寺の高僧瑜伽僧正の書です。

なお、これらの文化財は、有徳高僧の入定という日本仏教の到着した極点を物語る証拠として、学問的にも信仰上にも貴重なものと云われています。

どうぞいつでもお参りください

       ↓ 入定堂内 360度画像(動かして見られます)

真珠院へのアクセス 越後広田駅より徒歩20分